別に悪いことをしているわけではありませんが、やはり「お金を借りている」と言うことを、あまり他人に知られたくないというのは、殆どの方がお感じになる事でしょう。
「秘密厳守」は、ユーザーからの絶対的なニーズですから、金融各社も個人情報の取扱いやプライバシーに対する配慮というのは、当然ながら他業種比べて徹底されています。
金融各社のプライバシーに対する取組み
1.勤務先や自宅に連絡する際には個人名を名乗る
基本的には新規契約時の勤務先への在籍確認の時を除けば、金融会社から自身の携帯電話以外に連絡が来ることはありませんが、そういった際にも、会社名やサービス名を名乗る事はありません。
何のための連絡なのかを特定されないために必ず個人名で連絡が来る仕組みになっています。
その後も通常の利用している際には、金融会社から連絡が来ることは殆どありませんが、うっかり支払を忘れてしまった時等に連絡が来る場合があります。
その際も、まず登録しているメールアドレスや携帯電話へ連絡をしてきますので、特に問題無いかとは思いますが、何らかの理由で携帯電話で連絡が付かない期間が続けば、自宅や勤務先に連絡をしてくることもあります。
そういった場合でも金融会社が社名やブランド名を名乗って電話してくることは基本ありません。
2.郵便物には社名・ブランド名を入れない
こちらも新規契約の際が基本となりますが、契約書類や会員カードを新規申込者に郵送する必要が発生した際にも、封筒には社名やブランド名を入れてくることはありません。
某キャッシング会社の郵送物例
3.電話による在籍確認、郵送物のないキャッシング商品の開発
ここまでの取組を見て理解したつもりでもやはり、勤務先や自宅に電話が掛かってきたり、配慮されているとはいえ、何かしらの郵送物が届くことに不安をお感じになる方も少なくない事でしょう。
そういった方にもより安心して利用出来るサービスの開発というのは、キャッシング各社にとっても必要な事でしたが、その1例として昨年(2015年)より始まった取り組みがありましたのでご紹介致します。
プロミス(SMBCコンシューマーファイナンス)の場合
- WEB完結契約
インターネットから申込んで、口フリ(口座振替)による返済を選択すれば、郵送物なしで契約が完了する「WEB完結」が利用出来ます。
WEB完結の場合は、会員カードが発行されず、融資の申込や追加返済などは、全て会員専用サイトから行う事になります。
基本カードレスでの利用になりますので、郵送物がありません。
※対象金融機関は200行以上あります。
キャッシング利用を家族や知人に知られないために注意すべきこと
- 申込はインターネットで行いましょう
店舗や契約機で誰かに目撃される事も無く、完全なプライバシーが保たれます。 - 契約書や会員カードの取扱に注意
うっかりカードを誰かの目に触れるところに置き忘れたりしないようにしましょう。 - 振込融資、自動引落の場合は、自分専用の銀行口座を
振込による融資や自動引落による返済を利用する際は、口座に履歴が残りますので、自分以外が通帳を確認出来るような銀行口座を利用しないようにしましょう。
どうしても個人専用の口座を用意できない場合は、ATMに限定して取引を行うようにしましょう。 - 携帯電話の番号が変わった場合は、直ぐに変更手続きをしましょう。
携帯電話を買い換えた際などに番号が変更になった場合は、直ぐに登録情報の変更を行いましょう。
通常利用の範囲であれば、金融会社から電話連絡が来ることは殆どありませんが、どうしても連絡を取る必要があった場合、登録した携帯電話に連絡がとれないとなると、金融会社の担当者も自宅や勤務先に連絡せざるを得なくなる場合があります。 - 登録メールアドレスは必ず自分専用のものを使用しましょう
基本的には、あまりあり得ないことですが、うっかり家族と共用のメールアドレスで申し込んだりすると、光の速さで家族にバレます。
まとめ
インターネットで申し込んで、普通に利用している分には、家族や知人に知られてしまう事は殆ど無いでしょうし、上記の「注意すべきこと」に気を配っておけば、それほど心配する必要は無いと思います。
それでも、もしまだ心配だとお感じになるのであれば、プロミスの「WEB完結」など、インターネットで手続き、取引が全て完結するタイプのキャッシングを利用すれば、より安心してご利用になれる事でしょう。